CAMPINGWORKS Orbis_Io キャンピングワークスオルビスイオ キャンピングカー・キャブコン磨きとガラスコーティング<=AKARI>/劣化モールへの塗装(=リヤ角左右へサンプル施工) 東京都内よりご指名いただきありがとうございます。今回の施工範囲におきましては、基本垂直な面のみ加工というお約束です。バンクてっぺんからルーフの天井(=空を向くてっぺん)は洗車までで下地処理やコーティング加工はなしという内容です。バンク正面、バンクサイド面、キャビンを含めたボディの前面、後面、両サイド面は通常のコーティンング施工まで実施させていただきますのでよろしくお願いいたします。 <2015/08/01お持込、2週間お時間はいただきましたが、8/10(月)に完成できそうです・・はっきりしたらご連絡申し上げます> |
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3枚の画像は作業後のショットです。作業フローとしては各部の状態を診ながらの洗浄からです。タイヤまわり、キャビンの両ドアまわり、シェル面の各収納庫まわりと行ないました。過去他の皆様もそうですが当店初心者の御方の場合には過去にこういう細部においてはあまり意識もない場合が多く、当然意識もないわけですから汚れ放題になっている車両が多いですね(=みなさまだいたい共通ですので・・特に心配されずに大丈夫です)。中にはそんな細部においても”きれい”に意識がある御方もいなくはないですが、分かっていてもなかなかこういう細かな部分のお掃除まではしていられないというのが現実ですね。ですからいずれにせよ汚れてしまっているケースが多いものです。 そんな部分をまずはリセット作業しました。水、シャンプー(=いろんな汚れの状態に応じたシャンプーを使ったりすることができるのがプロの洗車です)、その他コンパウンドなどにて処理させていただきました。こんな細部がなぜ大事かといえば、最終的にボディ表面のクリーンアップが終ったときに、ボディ表面の”きれい”を引き立ててくれるのがこういう部分だからです。 そんなことにお引き渡し後にお気づきいただければうれしいものです。 |
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次も作業後のショットを4枚ほどアップしました。ボディ表面ではあっても、やはり凹凸まわりや各すき間まわりは特にみにくく汚れるもの。丁寧に洗いだしを行なったつもりです。今回のご入庫いただく前にはシーリング部分(=”→”したようなヶ所)は大々的に新品に打ち直しを行なったということですね。 確かに5年経過そのままお乗りになってこられれば、こういう部分は大概がまっ黒になってしまっていますよね。ですから堪りかねて打ち直しとなったのだと思いますが、そんな打ち直しを行なったシール部分でもその表面は油性体質を帯びていますので、どんどんと汚れが付着してきますし、今回も例外ではなく汚れが付着し始めていました。ですからそんな汚れを今回できる限り元の”白色”のシールに戻すためにお手入れをさせていただきました。 今後こんなシール部材の表面もきれいを維持したいというご希望などが、もしもおありの場合には「クリアー塗装」がおすすめです。直近ではセレンゲティ様に施工させていただいたことがありました( =施工記事はこちら>> )ので、参考のためにリンクしておきます。 ここでは上記のように申し上げてきたそのお打ち直しされたシール面とは話し変わりまして、”→”したこの太いモール面についてです。 全体どうしても劣化してしまいますね。世の車両がみんなそうですから御機に限ったことではないことですがね・・。 この劣化モールについては幸いオーナー氏も自らいろいろとお話し、ご相談も多くでてきていましたし、わたしとしてもここ数年オルビスを診させていただいてきた中で気になっていた部分です。ですので今回再生をご提案すべく、塗装作業を一部面を使わせていただきサンプル的に実施のお約束となりました。詳細は下記にて記事にいたしますので一旦ここでは割愛します。 このタイヤカバーまわりもドロ汚れで覆われいましたのですっきりさせました。 お伝えのように足元まわりもご覧の感じまではスッキリ感をだしております。ハブ部分のカバーはどうしてもサビがでていますね。ここは洗浄までは行ないましたがそういうサビ除去のような特別な処理はしておりませんのでよろしくお願いいたします。サビが出づらいタイプもあるのは既にご存知かとは思いますが、そういう仕様のものに付け替えるのは”きれいカーライフ”としてはとても有効なお金の掛け方ではないかと思います。 タイヤも洗浄後に今回数度のタイヤワックスを入れています。何度も何度もタイヤワックスを入れていくとだんだんその黒々感がしみついていきます。タイヤゴムもボディも・・人間も。コツコツ正しいことを行なえば行なうほど、土台が段々出来上がってくるということです。 とかくキャンプカーオーナー様は足元は無頓着な御方様方が多いのですが、こうしてきれいにした車両を体感していただきますとボディの”きれいさ”に足元の”きれいさ”は影響が大きいとお気づきにはなっていただけると思います。そういうことを踏まえていただいて、やはり電車のように足元はダストまみれで割り切って乗ってゆくか・・、ほどほどお掃除も視野に入れて維持してゆこうとするのか・・、それぞれのご事情かとは思います。 |
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ボディ表面の作業後です。細かいことを申してゆけば黄変があったり、ゲルコートの劣化(=艶引け)しているところなどもありますが、それはどのキャンピングカーも同じですので気にしてはいけないことでしょう。キャンピングカーとしての普通の視点で診ればスベスベ艶々と戻しております。ご入庫時点の全体油汚れとバーコード感のあるボディはなくなっています。 さらに言えば、単純な汚れだけでなく、お乗りだしになられた5年前についていたであろうシール剤のボディへの飛び散りが汚れを吸い込んでシミやバーコードのようになっていたところもたくさんありました。もちろん除去し、そして今回打ち直しされた際に飛び散っているシール剤もやはりありましたので処理してあります。 ついでですので今回の作業とは別次元でのことですが、素材の現状というか・・、現実をお伝えしておきます。左写真でモールを境にバンク側(=この写真でいけば、”→ ←”しているモールから左側のバンクサイド面と、つながっているルーフてっぺん表面)は素材自体の仕上げ方がクリア質が少ない表面です。反対にこのモールの右側(=つまり・・ドアがあったりするサイド表面)は素材のクリア質を多く入れて仕上げている表面です。感触やそういう視点で観察していただければ一目瞭然かと思いますので、この違いを確認ご理解いただけると、今後もしもお付き合いがつづくようならば、わたくしが申すことが多少なり納得、受け入れていただくことができるかもしれません。細かいことで恐縮なのは重々承知なのですが、初めてのお付き合いのオーナー様ですし、せっかく当店をご指名いただいたオーナー様ですので、あえて記事にしておきます。素材が違えば同じコーティング加工でもそのコーティングの皮膜の出来は違ってきます。施工時点から素材によってそのコーティングの効果が違っているという現実です。 紫外線の当たる頻度や角度によっても同じ車両でもコーティングの持続期間は違いますから合わせてお伝えしておきます。当然ながらコーティングしてあっても汚れは毎日屋外にさらされている物体ですのでどんどんかぶってきます。それをそのままにするのか、そうしないのか・・、そのお手入れをするにしてもその頻度がその車両に合っているのか、そうでないのか、せっかくお手入れしてもその方法があっているのか、そうでないのか・・等々いろんな要素でコーティング面の効果も違ってきます。生かすも殺すもあとはオーナー様の管理の能力というかセンスというか・・というところです。 ライザッ○したボディを維持するのは・・あとはご自身次第というのとホント同じなわけです! 上記3枚の写真はキャビン部分の作業後のショットです。正面、左右面とも”白さ”が戻り、トロトロの艶感ができています。このキャビン部分はシェル表面とは異なり、トラックの塗装レベル(=要するに色の塗装のみで、クリアー塗装がされていない。乗用車では基本としては色の塗装の上にクリアー塗装がされます)ではありますが、ゲルコートのレベルではない耐候性が備わっています。ですからコーティングもさらに有効に作用します。 5年経過にしては良いですね。とび石割れもほぼなかったですし、ヘッドライトもくすみもなく、ボディがきれいになれば良い感じになりました。 |
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あとお伝えしますのは各部にあるモール材についてですね。材質的にしょうがないのでしょうがどの車両もこんな感じになってしまう部分です。左写真は車両後部の左角、右の写真が反対の右角です。作業前の状態のショットですが、汚れ具合というか、劣化度合が左右で違うのが写真で伝わりますか?おそらくは日常の保管位置が左側の方が陽射しを浴びている時間が長い・・そういう向き位置なのかと思います。とにかく陽射しの紫外線ですよね・・悪さするのは。 今回はこの劣化部分を再生塗装しました。お打ち合わせでは当店メニューの「クリアー塗装」を、モール対応方法にて施工をしようと考えていましたが、当然のことですがクリアーではご覧の劣化自体は透過して目視できてしまいますので、どうせならと思い色つきにて塗装をしてみることにしました。 3枚の写真が施工後のショットです。今回モールだけ塗装しようか、打ち直されたシール表面も塗装するか迷いましたが隣接していますし、今回はいっしょに塗装しております。カラーはまっ白も考えましたが、今回は変色しているモールとの兼合い、あとは両サイドボディの色との兼合いでアイボリー気味のホワイトで塗装しました。 このように写真だけみれば実質施工範囲はこんなわずかな面積ですから、簡単に施工しているように見えるかとも思いますが、施工側からしますと素材が素材ですし、さらに劣化も進んでいますし、塗装以外に下処理・準備等がけっこうなことをした上での塗装です。一般的なプロの塗装屋さんからすればこういう部分に塗装することは邪道というかもしれません。新品にするのがスジなのは分かりますが、こういう施工、そして対処方もないわけではないというのが分かるだけでもお使いのオーナー様視点では安心できたりするのではないかと思います。 キャンピングカーのモールの変色・劣化でお悩みのオーナー諸氏にご提案すべく、わたしもシコシコ・・夜な夜な・・実験したり、昼の出張作業で情報入手してあたためてきていたメニューです。今回話しのタイミングというか、オーナー様のご希望なども合致したりしてサンプル的に施工させていただくことになりました。まだ準備中のメニューと申すと嫌がる御方も当然おりますが、気持ちよく、”ノリ”良くお引き受けいただきこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。 |
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変則作業も無事終えましたら、あとはいつもの作業のとおりにお引渡し用の作業を外装のいくつかのポイント、車内(=キャビン部分だけですが・・)清掃を行い完成、お引渡しとさせていただきました。 どうぞ気分一新、キャンピングライフをお送りくださいませ。ありがとうございました。 |
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